このブログを書くきっかけになったのは、最近テレビや著作で人気が出てきた脳科学者の茂木健一郎さんが書いた“「脳」整理法”である。この本を読むと、生活知とか世界知、偶有性などのキーワードが出てくる。後半には「セレンディピティ」という言葉も登場し、論理のつみ重ねで生まれる科学的知見とは異なった偶然がきっかけで生まれる大きな知見が歴史的に見ても多くあると紹介している。
この偶然を生かすかどうかは、脳の働きと関係があり、ある程度意識的に考えて行動すれば、必然に近づけることができる(のではないか)というのがこの本のひとつのポイントである。ブログを書くようになってから、本も読みっぱなしでなく興味を覚えた時は、自分自身のメモとして残すようにしているが、今回はセレンディピティについてウェブで調べたら、「果報は寝て待て・・・セレンディピティのすすめ」という記事が見つかった。読み始めてみるとなかなか面白いので、誰が書いているのかと思い、ウェブを遡っていったら、「言語学のお散歩」にぶち当たった。金川欣二さんという言語学の先生のページで、近々「おいしい日本語」という本を出すらしい。
茂木健一郎さんのお陰で、セレンディピティが心の持ち方次第で偶然を必然に近づけられることを知り、少し視野を広げたら金川欣二先生のウェブサイトを見つけた。本を読むまでは予期しなかったことだが、これもセレンディピティといえるのだろう。「言語学のお散歩」は長文だが読みやすく参考になるサイトの一つである。ちなみに、セレンディピティ(serendipity)の反対語は japanity だとか・・・他人のやったことについていくとか、誰もがやっていることを追いかけて、必然のところで何かを見出すテクニック。

神代植物園にて (2006-2-11)