2006年07月22日

Web2.0 に関する一ユーザーの個人的見解と利用法

最近、Web2.0 の話題が賑やかで、初心者にとっては戸惑うことも多い。ここでは、話を簡単にするために、次の3点に絞って私の見解を述べ、その活用法を提案したい。

1.バックアップウイルス対策
2.ブログの活用
3.ソフトウェアの問題


Web2.0 なんて明確な定義があるわけでもなく、パソコンユーザーがいちいち気にする必要はないが、例えば次のようなことはその気になれば今すぐに可能だし、そういう安全な環境がもうできているんだから、便利だと思ったら使えばいい。これもいわゆる Web2.0 の代表的な世界だ・・・。

パソコンは確かに便利だけど、突然故障して大切なデータが消えてしまったり、ウィルスが侵入して大変なことが起こったりする。だから現在は自己責任でデータのバックアップを取ったり、ウィルス対策ソフトを入れたりして身を守る必要がある。でもコレッておかしいですね。毎日びくびくしながら使うなんて気が休まらないし、IT会社が結託してマッチポンプやってんじゃないのかなー?

そもそもデータを自分のパソコンに保存しておくからいけないんだ。安心できるデータ銀行(オンラインストレージ)に預けておけば、いいんじゃないの? それに Eメールなんてプロバイダーのサーバーに入るんだから、いちいち配達してもらわずに自分で見に行けばいい筈だ。

Webメールは正にそうなっているのだから、早く乗り換えてしまえばメールの保存は自分でする必要はなくなる。それにウィルスの問題も心配する必要がなくなるんだから、一石二鳥だ!

ついでに自分で作ったデータも預けてしまえばバックアップする必要はなくなる訳だ。既に Google は両方ともサービスしている。


ところで、ここ1,2年急速に普及したブログは、従来のホームページより簡単に作れるのと、コメント欄があるので双方向性が高いこと、容量が大きいので写真などを沢山アップできるなどなどのメリットがある。

ブログデータはサーバに保存されるので、自分でバックアップする必要もない点を利用すれば、非公開にして自分のデータ保存場所としても使える。メールは内容の修正ができないが、ブログは後からいつでも修正できるのでその点でも便利だ。

Seesaa の場合は、画像ファイルだけでなく Word でも Excel でもPDFファイルなどでもアップできるので、非公開にして自分専用にすれば、立派な外部保存記憶装置になる。

それに Seesaa は一人の登録名で複数のブログサイトを使用できるのでそれぞれ MAX 2GB のフォルダーをいくつでも設定できる。ただし、1ファイル5MBまでの制限があるが、動画以外は問題にならない。

つまり、一般公開用、グループ用、個人用に使い分ければ、目的に応じて便利に使える。注意する点は、ブロードバンド環境が必須であることと、ブログ運営会社がつぶれる心配のないサイトを選ぶことだ。


さて、3番目の変革はソフト。基本ソフトであるOS(Windows)を含めてWord, Excel などマイクロソフトの独壇場でユーザーはそれに従うしかなかったが、ここに来て流れが変わりつつある。

いわゆるオープンソフトと呼ばれ、基本的に無料で使える優れたものが既に公開されている。身近なところでは OpenOffice.org があるが、これを使えば一般ユーザーにはマイクロソフトの Office シリーズはもういらない。

最近更に一歩上を行く方式が現われた。Google Spreadsheets を使えば、Web上で表計算ソフトの使用が可能になる。これならデータのバックアップもしなくて済むし、共有も簡単らしい。マイクロソフトも昨年末に、Windows Live の構想をアナウンスしているから、いずれWeb上でいろいろなことができるようになるのだろう。

またWebソフトではないが、U3対応のUSBメモリー と呼ばれる便利な小物が発売された。これを使えばパソコン本体にソフトを入れなくても動くし、データもUSBメモリーに保存できるから、パソコンを持ち歩く必要もなくなるし、機動性を発揮できる。

以前からあるフリーウェアソフトもレベルがどんどん高くなり、画像処理ソフトなども市販品の必要がなくなりつつある。インターネットのブラウザーもFirefoxを使うユーザーが増えてきており、Internet Explorer を凌ぐメリットが人気を呼んでいる。

基本ソフトも Linuxと呼ばれるオープンソフトの導入が進んでおり、いずれ近いうちに市販のパソコンにも使われるようになるだろう。今でも中古パソコンなどにはこれがインストールされているのもある。

つまり、前向きに考えれば、お金を出してソフトを買う時代は終わったのだ。始めに述べたデータのバックアップやウィルス対策ソフトが不要になる安全な環境の実現、ブログなどの有効活用を積極的に自分のものにすれば、パソコンの陰と心配されていた不安が解消されるのだ。

これが私の Web2.0 に関する見解だ。本や解説記事を読めばいろいろ専門的な説明があるが、素人には見たこともないキーワードが沢山出てきてますます混乱する。要は自分にとってプラスになる部分を活用することが大切なのだが、既存のメーカーから見れば自殺行為にも等しいし、セミナーなどでも依然として従来の使い方をくり返し教えている。これは従来のがん治療では治らないのに、新しい治療法がなかなか普及しないパターンに似ていると思いませんか?

今あなたは古い魔法に掛かったまま、不安を募らせながら、しかも無駄なお金を払い続けている!でも自分の判断で魔法は解ける。技術的には間違いなく先が見えているのだから・・・。

でも人間は不思議な動物で、分かっていても慣性が働いて直ぐには舵が切れない。パソコンの場合はリスク回避を考えながら併用してみることができるから、メールはそのまま続けながら、Webメールも使ってみたら如何か? 情報収集のためのメルマガやGoogleアラート などにはWebメールを活用するのだ。重要なメールもWebメールに転送しておくとよい。

データのバックアップも現在安全度が比較的高い外付けHDDに保存しながら、オンラインストレージ を利用する方法をテストしてみたらどうか。お勧めのひとつはYahoo!ブリーフケースだ。Gmail などのWebメールも利用できる。

使用法が簡単だと言われているブログも人によっては抵抗感があるようで、心配性や慎重派の人ははなかなか踏み込めないらしい。そのような方には次の本を薦める。はじめての無料ブログデビューのツボとコツ

始めるのはいいけれど、ネタ切れで続かなくなるのではと心配する向きには非公開でメモ代わりに使ってみてはどうか。写真アルバムとしても便利に使える。サムネイルを並べて、クリックすればオリジナルの拡大写真が見られるデザインなどは誰でも直ぐにできる。しかもバックアップ兼用だから安心だ。家族で使えば離れていても共有できるので印画紙にプリントして配る必要もない。短い動画にも利用できる。

ひとつ追加しておくと、主なキーワードにリンクを掛けてあるが、引用サイトの幾つかがWikipedia だ。これは百科事典の一種であるが、誰でも投稿できるユニークなもので、これからどう成長するか楽しみである。これも Web2.0 のひとつで、ユーザー参加型の典型といえる。

蛇足になるが本の好きな人のために、ウェブ進化論(梅田望夫著)を薦める。新書版(ちくま新書)だから量は多くないが、割と読み応えがある。

改革とか革新にはリスクが伴う。でも足踏みしていたら進歩はない。自分で納得でき、試せるものはチャレンジしてみよう!そこから新しい世界が見えてくるのだから・・・。
 
posted by Pegasus at 14:22| Comment(0) | TrackBack(1) | インターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする